「アトロク漫画部」の一員としてTBSラジオ「アフター6ジャンクション」で今旬なマンガを紹介し、手塚治虫文化賞の審査員も務めるトミヤマユキコさんが、『地域の私生活99』に応援メッセージを寄せてくださいました!
私は熱心なアトロクリスナーでありますので、ラジオでずっと拝聴していたトミヤマさんに応援していただけるなんて、夢みたいです!
(トンチキ服の話、大好きです!!!!)
残念ながら韓国語ができないので、機械翻訳にかけた原稿を送ってもらいました。粗いところのある訳文ですが、それでも十分おもしろさが伝わってくる……! 有名ではないかもしれないけど、歴史があり、個性もあり、いつか訪れてみたいと思わせる土地を舞台に、女たちの苦悩や喜びや格闘が丁寧に描かれています。
わたしはしばらくの間、東京-山形の二拠点生活をしていたんですが、地方にいると「ステキなことはたいてい都会で起こってる、悔しい!」みたいな気持ちになることがあるんですね。でも、本作を読んで、いやそんなことないぞ、と心から思えました(丹陽で餃子を包み絵を描くオンマこそカッケー女じゃん輝いてるじゃん!となるなど)。
ふつふつと生きる勇気が湧いてくるこの作品を、ぜひちゃんとした翻訳で読みたいです。そうしたらみなさんと一緒に作品のもっとずっと深いところに潜っていけるでしょう。そのときを心待ちにしています。
「丹陽編」に登場する餃子を包み、絵を描く母(オンマ)
トミヤマユキコ(ライター/マンガ研究者)
1979年、秋田県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科に進み、少女マンガにおける女性労働表象の研究で博士号(文学)取得。現在、白百合女子大学人間総合学部准教授。ライターとして、日本の文学、マンガ、フードカルチャーなどについて書く一方、大学教員として、マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当している。2021年から手塚治虫文化賞選考委員。24年からNHK高校講座「家庭総合」(NHK Eテレ)でMC。マンガ関係の著書に『バディ入門』(大和書房)、『労働系女子マンガ論!』(タバブックス)、『女子マンガに答えがある 「らしさ」をはみだすヒロインたち』(中央公論新社)、『10代の悩みに効くマンガ、あります!』(岩波ジュニア新書)、『少女マンガのブサイク女子考』(左右社)がある。
トミヤマユキコさんには原書もご覧いただきました
トミヤマユキコさんも注目する「丹陽編」、こちらから日本語版の試し読みができます。
「丹陽編」については、書肆喫茶moriの森﨑さんとサウザンコミックス編集主幹・原正人さんのポッドキャスト番組【海外マンガの本棚】でもご紹介いただき、私(林)もゲストとして参加しました!
作品の裏話などもお話ししていますので、ぜひお聴きください。
【海外マンガの本棚】第111回『地域の私生活99 丹陽編』
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おかげさまで、クラウドファンディングの達成率も30%が目前となりました!
残り1か月、ここからが正念場です。さらにギア上げていきます!
どうか引き続き、応援・シェアのご協力をよろしくお願いいたします。
発起人・林佑実子
P.S.
先日の活動報告で『地域の私生活99』を置いてくださる書店さんを募集したところ、「ゼロかよ〜!」と逆ギレ気味にお伝えしてしまったのですが。
なんと、ありがたいことに1件お問い合わせをいただきました!!!! 感謝しかないですうう TT
そして最後にひとつ、ささやかな自慢を。
アトロクリスナー推薦枠で、番組ステッカーをもらったことあります。
タマフルステッカーも家のどこかにあるはず